こう言ったタレスに対して

万物の根源は「火」である

と言った人が現れます。哲学者ヘラクレイトスです。(紀元前6世紀頃)

ヘラクレイトスは、万物は流転(変化)していて、自然界は絶えず変化している事に気付きました。
たとえば、太陽による光の時間だけが続くわけではなく、夜が来て闇の時間がいずれきます。また、生物は生き続けるわけではなく、戦いがあり死にします。

そういった自然観察をし、万物の流転、その変化の様を燃えさかる「火」に重ねたわけです。

その一方でヘラクレイトスは、太陽による光の時間と夜の闇の時間が必ず交互に繰り返すことや、生物が戦いで死ぬことが新しい生命の誕生に繋がることなど、この世界が一定に保たれていることにも気づきました。
これをヘラクレイトスは、変化の背後には世界の変わらない法則(ロゴス)があると結論付けました。

つまりヘラクレイトスは
万物の根源は「火」であり、すべて流転(変化)するとしながら、
その背後で世界は一定の法則(ロゴス)で成り立っていると説いたのです。

>アルケー(万物の根源)④ 〜ピタゴラス〜